2023年の活動

  • 2023年1月18日  石割山
     新東名を進むが天気は予報とは違い雲空。沼津付近では回復方向で富士山は見えるが頂上付近は雲が掛かっている。天気回復を期待しつつ、9時に石割神社駐車場に着く。準備をして出発するが、いきなりの見上げる403段の階段で息が上がる。その後20分程登ると巨岩を祀った石割神社に到着。御神体の岩の狭い割れ目をくぐりお参りする。そこから笹の茂る狭くて急な道を20分程登ると石割山頂上(1413m)に到着した。頂上からは山中湖が見渡せ、その向こうに富士山が見えるが半分程は雲に隠れていて残念。小休止後尾根伝いに見える大平山に向けて急斜面を下るが、土の路面の霜が溶けて滑る所があり注意が必要。その後は勾配の少ない尾根の縦走で気持ち良く、少し登ると平尾山(1318m)に到着。富士山は更に雲が増え見える部分が減る。そこから、長い階段を下り尾根を進むと別荘が見えて来た。ここから最後の登り階段があり大平山頂上(1296m)に到着した。ここで、昼食休憩だが、富士山はほとんど見えない状態。昼食後、平尾山まで来た道を戻る。下りの階段は楽だが平尾山への登り返しの階段(370段)はきつい。平尾山頂上から少し下った分岐点を平野方面に下り駐車場に戻った。
    帰りに山中湖畔近くの紅富士の湯に浸かり帰路に着いた。
    今回は23年度初回の「いつものトレッキング」であり、ゆる山コースとの設定であったが階段の上り下りの繰り返しは堪えた。富士山の絶景を期待したが残念ながら天気予報は外れ次回に期待したい。                   博
    2023/01
  • 2023年2月17,18日 北八ヶ岳スノトレ
    11:20発ピラタスロープウェイに乗車、スキー、スノボを抱えた人で満員。登山者、トレッカーはそれほど多くない。山頂駅を出ると目の前に有名な坪庭が広がる。左手には北横岳、右手には明日登る、縞枯山、茶臼山が見える。天気は快晴無風で絶好の登山日和だが、明日は崩れる予報。早速スノーシューを履き本日宿泊先の麦草ヒュッテを目指す。ところが山麓までの登山道に入りミスコース。時間、体力をロスしてしまいました。標識を確認し再スタートとなった。道はほぼ水平でしっかりとしたトレースが付いていてスノーシューは無くても問題ないが、せっかく持ってきたのでアイゼン代わりに履いたまま歩く。途中の展望台から中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳のパノラマが素晴らしい。進行方向には赤岳や天狗岳の頭が見える。1時間程で五辻へ到着。ここからは楽そうな国道に出て麦草ヒュッテに向かうが、麦草峠までの登りが意外としんどい。15時にヒュッテに到着。予定では白駒池までの往復でしたが、宴会モードに負け明日に変更となった。翌朝、6時に朝食後、荷物を預けて白駒池に向かう。少し登ると大きな山塊の浅間山、四阿山が見えた。白駒池までは約30分、池は全面結氷していて池の湖面上を歩くことができた。ヒュッテまで戻り、アイゼンに履き替え茶臼山に向かう。約1時間で茶臼山山頂に到着。八ヶ岳連峰の眺めは良いが風が強く集合写真も撮らず早々に退散し、天候悪化と時間切れのため、縞枯山は断念し下山することにした。山頂駅に戻ると休日でもあり、スキーヤー、登山者で込み合っていた。スノーシューを持参している人も多かった。さすがスノーシュートレッキングのメッカである。ここはロープウェイで2,200mまで登れるので雪山の超初心者入門コースとして最適な場所である。 上の写真は白駒池にて撮影。  芳正
    2023/02
  • 2023年3月15日   福地山
    福地温泉登山口を出発。右手に雪を被った焼岳を見ながら、無然平や展望台(第1~4)等で残雪の焼岳、雪の無い槍ヶ岳の穂先の雄姿や穂高連峰そして乗鞍岳等の山容とのコントラストを楽しみながらの登山となった。途中、登山道には残雪があり、アイゼンを装着。標高が上がるほど雪が多くなりアイゼンの力を実感した。約3時間かけて福地山山頂(1672m)に到着。途中見えていた笠ヶ岳が目前に現れ、槍・穂も一段と近くに出現した。雲一つない紺碧の青空、風も無く絶好の条件下、目前の焼岳や槍・穂高連峰、そして笠ヶ岳を独り占めにして昼食。頂上一面の雪の白と麓の木々、そして残雪の各山々を眺め至極の一時となった。下山もアイゼンの力で軽快に下った。下山後、近傍の「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」の日帰り温泉でで汗を流し帰路となった。天候に恵まれ、北アルプス南部の展望台とも言われる眺望を十分に堪能できた山行となった。 清司
    2023/03
  • 2023年4月10,11日   陣馬形山
    今回は10名で望岳荘に集合、1台駐車し2台で出発。登山者8名を登山口で降ろし、車は山頂近くのキャンプ場へ移動。登山道は開放的で良く整備され、樹間から姿を現す残雪の中央アルプスに感動しつつ、天然記念物の丸尾のブナの荘厳さを感じながら登高した。途中4,5回車道をクロスしながら標高を上げ、キャンプ場には15時前に到着した。キャンプ場から山頂へは数分で到着。山頂は360度の展望が得られ、東側には残雪の南アルプスの主要な峰々、眼を転じて西側には中央アルプス、眼下には天竜川が流れる広大な伊那谷等の絶景を堪能した。集合写真撮影後テン場に戻る。テン場ではテント設営を急ぎ、16時頃からタープ内で夕日に照らされた南アルプス、中央アルプスの峰々を眺めながら、美味しいお酒と料理を頂き、まさに至福の一時を過ごした。宴たけなわの中、隣接するテントのソロキャンパー2名も招待し、楽しい話で盛り上がった。翌朝、ご来光を期待したが、あいにく朝からガスが立ち込めていたので、晴れるのを待ちつつ朝食を摂った。時間経過とともにガスが薄くなり、雲間に見え隠れする中央アルプスの峰々の展望を楽しんだ。その後全員で器材を撤収し、往路を辿って無事下山した後、まつかわ清流苑で疲れを癒し、帰路についた。  敏郎
    2023/04
  • 2023年5月10日   烏帽子ヶ岳
    7名で長野県中央アルプス南部の烏帽子ヶ岳に登った。中央道松川I/Cから登山口の鳩打峠へ行き、7時15分出発。最初から急登でしたが直ぐに緩み、枯草のふかふかの道を小一郎、小二郎、烏帽子ヶ岳登山道1/10等の道標を見ながら登った。登山道は高い木々の覆われ展望は無いが、日差しがあり暗くは無かった。小四郎を過ぎると小八郎岳への分岐。まだまだ余裕で微笑みを浮かべながら登り、小六郎から勾配がきつくなり、小八郎岳直前は急坂。山頂からは八ヶ岳の蓼科山から南アルプス連山が見渡せる絶景ポイントだったが午前中のため少し霞んでいたのが残念だった。しかし中央アルプスは絶景でこれから向かう烏帽子ヶ岳が目前に、また空木岳も顔をのぞかせている。小八郎分岐に戻るがまだ3/10だ。5/10まではまだ余裕があったが徐々に勾配がきつくなり木の根、高くなった段差に体力、筋力を奪われた。時折、木々の間から烏帽子ヶ岳が見えるがつまづかないよう足元に集中し歩行した。7/10で飯島ルートとの分岐で、やっと一休憩。元気を取り戻し再出発。セキナギを通過後一層太い木の根がはびこった道となり、より高い段差を黙々と登った。9/10を過ぎ、やっと頂上近くの烏帽子岩が見えた。梯子が設置されている一般道を選択したが梯子の段差が大きく登りにくかった。烏帽子ヶ岳の山頂からは中央アルプスの山々の絶景を堪能。南アルプスの連山は日差しに覆われているが少し霞んだ山容だった。記念撮影後昼食を摂った。下山は木の根の高い段差にふんばる足の筋肉に容赦なかった。体力、足筋力を使い果たしても予定の行程時間で締めくくった。久々の消耗山行でお疲れ様でした。              徳之
    2023/05
  • 2023年6月5日   能郷白山
    「万緑の能郷白山を歩く」
    6:25薄曇りの中5名で出発。関広見I/Cを降りて、道の駅「むげ川」で休憩。白く咲いたヤマボウシの街路樹が続く「ヤマボウシ街道」・根尾を過ぎガードレールの無い「酷道157号」を登山口の温見峠へ到着した。ホトトギスとウグイスが我々を歓迎してくれた。空はいつのまにか青空に替わっている。絶好の登山日和である。9:40に登山開始。すぐに急登が始まる。尾根を直登して行く。雉の親子が我々を威嚇しながら横切る。1回目の梯子の前で休憩。ブナの木が増えてくる。10:28に2回目の休憩。「お迎えダケカンバ」の看板とホトトギスの声が癒してくれる。コバイケイソウの群落を通り過ぎ後ろを振り返ると白山・別山の雪峰が目に入る。11:7コロンブスピーク(1492m)で休憩。サラサドーダンの花が静かに咲いていた。ここで辛い辛い直登は終了した。コイワカガミの群落を過ぎるとミズキ庭園・臥龍ダケカンバ・サンカヨウの庭そしてササ原と尾根歩きの散歩を楽しんでいると頂上に到着した。(11:50)記念撮影をし熊野白山権現社のある見晴台へ移動する。白山・別山は判るがその他360度の視界には名前の判らぬ山また山。昼食を摂りながら緑の眺望を楽しむ。12:30下山開始し14:15駐車場に戻り楽しかった山歩きは終了した。
    「風涼し山また山を見下して」        郷彦
    2023/06
  • 2023年7月17~18日  弓折岳
    3連休最終日、幾つもある新穂高の駐車場は満車、仕方なく鍋平へ行くも満車で探し廻りながらやっと隙間を見つけ駐車した。ここから新穂高まで遊歩道を下るも整備不良で今回のルートで最も歩きにくかった。最初から出発時刻が遅れわさび平までの林道歩きも結構疲れる。途中風穴の「お助け風」の涼風がありがたかった。この日は前線の北上に伴う晴れ間で日差しの暑さは辛かった。わさび平で一息入れ、ブナ、ミズナラの林を抜け小池新道に入ると灼熱の太陽に曝されきつかった。秩父沢までは淡々とした登り、時折ある木陰がせめともの慰め。玉のように吹き出す汗で西穂高岳が見え出すのも忘れていた。秩父沢に着いてバテた人がいるのに気づき、荷物の分散化を実施。
    このままではいけないと宿泊場所を鏡平山荘に変更連絡しOKされ一安心。その後は小刻みに休憩を取り鏡平山荘に向かった。連休最後の日で宿泊者も少なくなったのか個室に泊った。
    窓からは北鎌尾根、槍ヶ岳~西穂高岳までの稜線を一望できる素晴らしい宿泊となった。早速、山荘前のベンチで乾杯し夕食後、早々就寝した。二日目:早朝の槍ヶ岳のモルゲンロートは刻々と変化し素晴らしかった。小ザックに水、携行食を詰め漫歩山行に切り替えた。朝の涼しさもありとても快適だった。弓折岳からの槍ヶ岳~穂高岳のパノラマは素晴らしいの一言である。少し足を伸ばし途中のお花畑(花見平)まで鷲羽岳、左手に双六岳を眺望しながら稜線散歩を楽しむ。お花畑はもうハクサンイチゲも散って、花々が少なかった様に感じた。やはり温暖化の影響なのだろうか?鏡平からの下りはやはり暑さとの闘い、汗びっしょりになり下るも秩父沢での雪解け水は有難い。それにしても長く、暑さとの戦いであった。新穂高到着後も車の回収に悪路の登りとなった。今回の反省は時間配分に余裕がなかった。携行装備の軽量化だと感じた。      積
    (写真は槍ヶ岳を背景に弓折乗越にて)
    2023/07
  • 2023年8月22~23日   常念岳
    早朝出発し、安曇野I/Cから一の沢登山口を目指す。7:10登山口駐車場に到着、ほぼ満車状態だったがスペースを確保した。駐車場から登山口まで林道を20分歩く。7:50登山を開始。登山道は一の沢に沿って付けられており、渓流の流れを感じながらの歩きは爽快の一言。途中何度も沢を横切るので丸太橋は私にとって試練でした。大滝ベンチで休息&昼食。今回はパッキングの軽量化の効果もあり、順調なペースでしたが烏帽子沢付近で痙攣が発生。水分補給や漢方、エアーサロンパス等で対処した。その後ペースを取り戻し、勾配のきつくなる笠原沢出会、胸突八丁を通過し、常念乗越に到着。常念小屋にチェックインしテラスで冷えた生ビールで乾杯。正面は大キレット、南岳、中岳、大喰岳そして槍ヶ岳の大パノラマ、右手は雲の切れ間に横通岳が悠然とあり、この最高のリラックス気分は厳しかった登攀へのご褒美!夕食後就寝した。翌日早朝、日の出、モルゲンロートを期待したがガス、ガスで不発。残念!!朝食後、サックを小屋にデポし頂上に向けて登山開始。途中でブロッケン現象に遭遇し、皆で大興奮でした。その後、徐々にガスが晴れて、北穂高岳、そして奥穂高岳から槍ヶ岳までの大パノラマを満喫。これはこれは頂上からは絶景パノラマと期待が膨らみましたが、登頂時にはガスに覆われ残念。再び小屋に戻りザックを受け取り、体勢を整え一の沢登山口に無事下山しました。
    今回は槍・穂高連峰の大パノラマとブロッケン現象に出会った山旅でした。                   浩
    2023/08
  • 鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳
    天候不順のため中止
    2023/09
  • 2023年10月2,3日     雨飾山
    「雨飾の乙女が微笑む、色づき始めた小さな秋を見つけた」猛暑が続いていた天気はようやく秋の気配。束の間の晴れ間に雨飾キャンプ場に前泊し雨飾山を往復した。初日キャンプ場手前の紅葉スポットで有名な鎌池に立ち寄る。色好き始めた小さな秋を見つけキャンプ場に移動し宿泊。夕方には気温がダウンジャケットを着込むほど下がった。2日目5:30みぞれ交じりの中出発。序盤は木道がかけられた湿地帯を順調に進み、尾根に取りついてから巨大なブナ林の中を登って行き、ブナ平から水量が豊富な荒管沢まで降下。天気は回復、青空が見えた。上流を見上げると、白肌が少し汚れた「布団菱」の岩壁が見える。荒管沢を越えると、垂直に近い岸壁に掛かる11個の丸太の梯子やガレ場やロープが設置された段差の大きな急登が出てきて、これが60分以上も続く正念場。稜線の笹平に着くと、日本海や糸魚川の街並みや双耳峰の山頂へと伸びる登山道と先行する登山客の姿が望める。笹平から一旦、笹原へ降下後、最後の.垂直の急登坂を上ると双耳峰の山頂へ約4.5時間かけ10:00に到着。山頂は石仏や祠のある北峰と三角点のある南峰があり、記念撮影後昼食を摂った。山頂からは西南に白馬岳などの後立山連峰、東には焼山、火打山のピークが、北には日本海、そしてハイライトは笹平から広がる笹原の登山道が女性の横顔、「雨飾の乙女」に出会えた。下りも足場の悪い急降下、慎重に下ったが本当に長く感じられた。最後に木道が見え、ようやく安堵した。テントを撤去し帰途に。温泉は「サンテインおたり」で汗を流した。鎌池や登山道はブナなどの広葉樹に覆われていて、紅葉の時期にはさぞきれいだろうと想像できた。最盛期は大変な混雑が予想される上、狭い登山道はすれ違いが困難であり、容易に渋滞が予想された。岩やガレ場、木の根、粘土質の土、丸太の梯子など滑りやすい足場にかかわらず全員怪我無く下山出来て良かった。                 武志
    2023/10
  • 2023年11月8日    守屋山
    低気圧が通過し好天に恵まれた立冬のこの日、昨年3月、黄砂で視界不良だったリベンジで再挑戦。南アルプスと雲海の伊那谷や中央アルプスを望みながら中央道を進む。松川辺りではリンゴが赤くたわわに実っていた。3時間位で諏訪I/Cから杖突峠登山口へ到着。登山道は前日の雨で落ち葉が流され、地表面が露出している箇所が多く滑り易かった。分杭平キャンプ場、胸突坂を通り、樹林帯が切れると東峰。諏訪湖や八ヶ岳など展望が素晴らしい。暫く展望を楽しみ、本命の西峰(1651m)に登頂。素晴らしい天気と視界で360度の大パノラマが広がる。八ヶ岳連峰他、南、中央、そして北アルプスと方位版を見ながら確認した。掛値なく百名山33座大展望の山でした。山頂には30名位の人でにぎわい、充分に目に焼き付けた。もう一つの目的は唐松の紅葉でしたが、広葉樹はほとんど葉を落とし、唐松林も上の方に少し残っている位で、時期を逸しました。足元には30cm位の朴の落ち葉が目立っていた。下山後、杖突峠から温泉のある高遠までの国道152号沿いには今は盛りと山肌は真っ黄色に染まり、里では真っ赤な紅葉が点在し、見事な景観を呈していた。登山中の落葉した木々を差し引いても余りある絶景でした。今回は「百名山の大パノラマ」と「真っ盛りの紅葉」の二つを満喫したお手軽な山旅でした。            南
    2023/11
  • 2023年12月4日   藤原岳
    登山日和に恵まれ、8時過ぎに岡崎から5名、京都から3名が登山口の駐車場に参集した。今朝はかなり冷え込み、辺りは霜が降りている。準備を整え、駐車場近くに建つ神武神社の脇から表登山道に入る。杉木立の中の登山路は間もなく急坂路となり山腹をジグザグに上がる。木立の合間から朝日が差し込み、きりっとした空気が気持ち良い。小さな広場の4合目と裏登山道と合流する8合目で小休憩を取りながら快調に上がる。遠くには冠雪した山々が見え隠れする。次第に樹木はまばらになり、9合目付近に差し掛かると登山道は一変、残雪が溶け始めてドロドロの悪路となり滑り易い。難儀しながら避難小屋の藤原山荘に辿り着く。直ぐ近くの南側に臨む藤原岳へは鞍部を下って上がり返すが、ルートには更に酷い悪路と化し悪戦苦闘しながら11時半過ぎ、やっとの思いで大小の石灰岩に覆われた頂上に立った。北方には冠雪した伊吹山、遠くには白山の峰々が、更に南東方向に連なる養老連山越に広大な濃尾平野と遠くに雄大な御嶽山、乗鞍岳が、更に南東方向に中央アルプスの峰々も遠望できる。西側には鈴鹿の深い山々が峰を重ねる。暫く360度の大パノラマを堪能した後、陽だまりで思い思いに昼食を摂った。時間の都合で予定していた天狗岩へは止めて12時過ぎに下山を始めた。下山中のスリップ事故を心配してチェーンスパイクを装着、細心の注意を払いながら下山し、14時半過ぎ登山口に無事降り立った。この1年のトレッキングの無事を感謝しつつ、皆で神武神社に手を合わせ、来年の安全も祈った。皆の足元は、苦闘を物語るように、見事なまでに泥まみれ、休憩所で仮洗いして、今年最後のトレッキングを終えた。また来年も元気にトレッキングを愉しみましょう。良いお年を。                   憲次郎
    2023/12