2024年の活動

  • 2024年1月23日 綿向山
    今年最初の山行は、滋賀県日野町にある綿向山(1110m)でした。この山は樹氷が有名で、年間の登山者数は、1,2月が格段に多いようです。ということで、樹氷観光を目的に、メンバー8名で出かけました。登山開始から、つづら折りの整備された単調な登山道が続き、3合目付近から足元が雪で白くなり、7合目でチェーンスパイクを装着しました。ここから山頂付近までは急登になりますがスパイクのおかげで安全に登頂できました。樹氷はこの付近のブナの木々にある光景のようです。樹氷そのものは背景が曇り空で目立ちませんでしたが、白い桜並木のように見え、それなりに樹氷観光ができました。山頂では、目の前に雨乞岳、その右側に鎌ヶ岳、下方には伊勢湾、そして、北側の樹林越しに白い伊吹山もはっきり見えました。雲間から見えた「綿向ブルー」に白銀の木々が映え、それに魅了されました。昼食後は予定していた竜王山周回コースは止めて早々に下山しました。そのおかげで、間に合わないカモと思っていた、「かもしか荘」の温泉にギリギリ間に合いました。この温かいお湯が一番だったかもしれません。皆さんとワイガヤの中、あっと言う間の時間で楽しい観光になりました。
    (ダジャレ入りの元ネタはリンク先を確認下さい) ミノル君
    2024/01
  • 美ヶ原スノトレ
    天候不良により中止
    2024/02
  • 2024年3月14日 南沢山/横川山
    今回は9名の参加で車2台に分乗し、恵那峡SAで合流。天気は快晴、山は少し霞がかかっているが絶景を期待して園原I/Cに向かう。ところが繋がる県道が工事で通行止めの情報、中津川I/Cを出て、国道19号を北上、妻籠で256号に入り駐車場のふるさと村自然園に着いた。更に管理棟の前で工事車両が道路を塞ぎ、手前の駐車場から歩いて登山口に行く。計画より50分遅れでの出発となった。登山口から雪があり、暫く進むと凍結しているのでアイゼンを装着し登る。勾配は緩いが雪がだんだん増えてきて進み辛い。中々来ない中間点手前で急登が2か所あり、何とか乗り越えて進むと漸く中間点に来た。ここからは緩い勾配の登りが長く続くが途中で急な下りがあった。下山して来た登山者によると頂上からはアルプスが絶景とのこと。12時10分に南沢山頂上(1564m)に到着した。ここからの見晴らしは良くなく、更に横川山まで進むことにする。雪は深くなり、スノーシューを装着する人も。雲が出てきて、風も強く吹き寒い。暫く平坦な尾根を行くが最後に急斜面の雪道を喘ぎながら登ると漸く横川山頂上(1620m)に到着した。(13時)。期待した頂上からの景色は雲が多く残念ながら見られず。風を避けて茂みで昼食を摂って直ぐに下山した。強風の中、深い雪に足を取られながら南沢山まで戻ると漸く風は茂みなどで収まり、16時前に登山口まで辿りついた。帰りは昼神温泉で疲れを癒し、国道153号を通り帰宅した。    博
    2024/03
  • 2024年4月15~16日 風越山/陣馬形山
    寒暖の差が激しく天候も不安定の中、風越山登山と恒例の陣馬形山でのキャンプを実施。7名の参加で風越山麓公園に8時に到着。少し下り登山口より登山開始。遠方の山々は少し霞んでおり残念だったが、登山道は広く植林地帯を安全に登坂できた。秋葉大権現が祀られており、信仰の山として途中には多くの石仏や石灯篭があり、虚空蔵山(1130m)や展望台を経て白山社奥宮(1480m)に到着。昼食タイムとなった。なお、山頂(1536m)は展望が悪いため取りやめ、昼食後下山開始。下山は延命水ルートを下り登山口へと到着。5時間の山行で次の予定には十分な汗を流すことが出来た。その後、陣馬形山キャンプ場に移動し、テント&タープを設営し16時ころからまずはビールで乾杯。美味しい料理とお酒で盛り上がり、時の経つのも忘れ特段の一時を過ごした。周りはぼっちキャンプばかりで2名ほど女性も見られた。翌日早朝、南アルプス仙丈ヶ岳から朝焼けし、中央アルプスも少し染まり感動した。雲もあったが時間とともに雪を被った山容が姿を現し、南アルプスは仙丈ヶ岳から聖岳まで、中央アルプスは恵那山から空木岳、経ヶ岳まで視界に入る大パノラマを堪能した。朝食後テントを撤収し松川清流苑で汗を流した。(写真は白山社奥宮にて)
    「来年もまた来るぞ!」との思いで帰路に付いた。 清司
    2024/04
  • 2024年5月22~23日  立山
    5月中の雪山はあまり出かけた記憶がない。残雪の雪質の状況がどうか?少し心配であったがライブカメラなど確認すると稜線沿いは、ほぼ岩山が確認でき稜線での氷雪歩きはなさそうである。今回一日目の宿泊を一ノ越山荘に変更し正解であった。午後、室堂を出発すると雪面は柔らかかったが、一ノ越へのルートは、しっかりとトレースがあり歩きやすく、雲一つ無い無風の中をアイゼン無しで順調に1ピッチで到着した。早速、ザックを山荘に預け、浄土山に登ろうとした矢先、中腹から上部にかけガスに覆われ頂上からの眺望は期待できないと判断し、止む無く?本日の登山は終了、ビールで乾杯となった。雄山から連なる剱御前、大日岳、眼下には雷鳥沢キャンプ場、そして雄大な室堂平を眺めながら至福の時間となった。そして目の前にヒョッコリと、すっかり夏毛に変わった雷鳥が現れ、我々に挨拶となった。翌朝は4時に起床。朝食は7時なので弁当にした。天候は快晴予報を外れ、曇りで風も5~7m/s位あり気温も5℃程度でちょっと寒い。防寒着を着込んで出発。雄山への岩だらけの急登はいつもながらしんどい。雄山神社の正面は、まだしっかりと雪が残っていた。全員揃ったところで奥宮に参拝し記念写真を撮る。曇り気味、微風の中、360度の眺望を楽しむ。大汝山への縦走路は夏道状態ながら、途中少し残雪に出くわし、傾斜もある下りで安全のためアイゼンを装着した。短い距離のアイゼンの脱着は面倒くさいが安全第一である。立山最高峰・大汝山(3015m)に到着し朝食弁当を食べるが硬く美味しくなく残した。剣御前へと続く稜線は、残雪も無く夏道が続いていたが、全員の足並み、疲労、安全を考慮しここで引き返すこととした。岩場を慎重に一ノ越まで下山。浄土山への登山の話が出たが、帰路の時間も考慮し室堂へ下山することとした。アイゼンを装着し雪原を直線的に下山した。バス出発までの時間を利用して「雪の大谷」見学に行く。周りは殆ど中国語の氾濫である。幸運にもバスは往復とも最前列の席となり、素晴らしいバス旅となった。今回計画通り進めなかったが十分に景観と残雪の初夏の山行を楽しめた。       積
    2024/05
  • 2024年6月5日   編笠山
    今月は八ヶ岳連峰の最南端に位置する編笠山(2524m)。東名・清水JCTから中部横断道、中央道を経て小淵沢ICへ、8時前ICから近くの観音平登山口(1575m)へ到着。50台の駐車場はほぼ満車。登山口を出発し暫くは緩やかな登りの唐松の樹林帯を進む。やがてゴロゴロとした岩や風穴がある歩き憎い登りになり、雲海(1800m)に着く。ここから傾斜が増し、滑りやすい岩の段差の登山道と脇道を交互に、かつ赤いテープの目印を見逃さないよう登り続け、分岐点の押手川(2100m)に着く。押手川は清水が流れ、一帯には多種の苔が見られホット一息付けた。ここから山頂を目指すが、傾斜は一段と増し、急登で滑りやすい段差のある岩の登山道が延々と(と思われる位)続く。岩陰に咲く可憐なコイワカガミと樹林帯の切れ目から見られた南アルプスの山容に英気を養う。小休憩を繰り返し、植生が這松に変わるともう一息で山頂(2524m)着。ゴロゴロの岩場の山頂からは目の前に迫る隣の権現岳、旭岳、南八ヶ岳の主峰・赤岳、中岳、阿弥陀岳や、蓼科山、天狗岳などの北八ヶ岳、中央アルプス、御嶽山、入笠山が望めた。静岡方面はなかなか雲が晴れなかったが、何とか雪を被った富士山も望めた。山頂では日差しがあるも風が冷たく昼食中はウインドブレーカーを着用。下山は這松の間の狭く段差のある登山道とゴロゴロとした大きな岩が広がる場所を経て、青年小屋のある乙女平まで一気に下る。小休憩後、岩の少ない穏やかな下りが暫く続いていたが、やがて道幅の狭い段差の大きな滑りやすい岩場の登山道が出現し、その後、厳しい足元の登山道は押手川分岐点まで一時間以上続いた。滑りやすいのは濡れた岩ばかりでなく、露出している木の根で滑ったり引っかかることにも気が抜けなかった。押手川で一息ついてから、一気に登山口の観音平まで下った。厳しい登山だったけれど全員無事下山。その後小淵沢IC近くのスパティオ小淵沢の延命の湯で汗を流し、帰途に着いた。
    武志
    2024/06
  • 2024年7月22,23日 鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳
    登山口に前泊し4時半、白み始めた柏原新道の登山口(標高1350m)を出発した。気温は23℃。登山路は暫し急登が続いた後、比較的緩やかな山道へと変わる。休憩を取りながら登って行くと一気に視界が開け、主稜線が顔を出す。針ノ木岳や蓮華岳が聳え立ち緑の山肌をいくつもの真っ白な雪渓が下り降りて実に美しい。更に歩を進めて行くと最後の急坂路に差し掛かり、上り詰めると標高2460mの主稜線に建つ種池山荘に辿り着く。9時過ぎ、天候は概ね良好で風はやや強い。遠くの峰々には雲が掛かっているが、主稜線はくっきり見渡せる。山荘周辺は、多くの登山客で賑わっていた。休憩の後、尾根道を爺ヶ岳へと向かう。山荘周辺にはお花畑が広がり、色とりどりの高山植物が鮮やかに咲き誇っていた。1時間程で爺ヶ岳南峰(2670m)に着く。登山路は爺ヶ岳の西側の山腹を北へと延びており、ハイマツ帯の中をアップダウンを繰り返しながら進む。西方の峰々を覆っていた雲も時々切れて、立山、剱の雄大な峰々が臨める。暫く進むと前方に布引山、鹿島槍も山容を現し、眼下には山肌に抱き付くように冷池山荘が建つ。ここから登山路は深い鞍部に下りて登り返す。12時半前に山荘に辿り着いた。約8時間の長丁場だった。チェックインを済ませ早速、談話室で乾杯し、疲れを癒した。翌日、早朝は12℃で天候は良さそうだが風が強い。ザックを山荘に預け、軽い体操の後、4時半に出発。暫く登ると東の空に横たわる雲が真っ赤に染まり、ご来光で出くわした。布引山、鹿島槍ヶ岳南峰・北峰の峰々も朝日を受けて輝く。素晴らしいショーを堪能した。徐々にすっきりと夜が明け、素晴らしい天気となった。東方には富士山や浅間山が臨め、西方には剱・立山のダイナミックな山容が青空に映える。遠くには穂高連山までも臨める。6時半過ぎに鹿島槍ヶ岳に辿り着いた。気温は12℃で快適。北方には八峰キレット、五竜岳など峰々が延びる。360度の大パノラマを堪能し、7時過ぎ下山を開始した。冷池山荘に戻り、荷物をまとめて8時半過ぎに出発。快晴の絶景を眺めながら、11時半に種池山荘に到着。名物のピザをご馳走になり12時下山となり15時過ぎに無事登山口に降り立った。その後大町温泉で汗を流し、帰路に付いた。今回はかなりタフな行程となったが、天候不安定の中で絶好の日程となり、ハッピーな山行となった。帰路、驚きのニュースが飛び込んで来た。柏原新道を下山中に年配の女性グループが熊に襲われ負傷したとのこと、我々も同場所を少し遅れて通過しており、この幸運を後で知った。      憲次郎
    2024/07
  • 2024年8月  乗鞍岳
    台風10号などの影響で天候不良のため9月に延期
    写真は剣ヶ峰
    2024/08
  • 2024年9月18日  乗鞍岳
     今年3月スキーでの左足肉離れの負傷後、半年ぶりの復帰参戦は乗鞍岳(3026m)。楽しみと不安が入り混じながら、長野県側の乗鞍エコーライン肩の小屋バス停で下車。8:55いよいよ登山開始です。登山口からは緩やかな勾配を期待したのですが、いきなりの急登で始まり、必死でついて行く。30分程度で肩の小屋に到着したがかなりヘロヘロ。一休みして呼吸を整える。気温は15℃前後と下界の猛暑に比べれば快適そのもの。更に雲が風に流されて頂上付近の山影が徐々に見え始め、剣ヶ峰を目指す気分が高まる。せめて午前中は天候が崩れないようにと祈りながら、剣ヶ峰へと出発する。暫くすると眩暈を感じ始め、高度順応が苦手な弱点が出てきた。身体のバランスに集中し歩を進める。頂上に近づくにつれて雲間も晴れ、360度のパノラマは望めないものの、一部遠望も楽しめた。集合写真(添付)を終え、本日のミッションは概ね完了。20分程眺望を楽しんでいると山岳救助隊の方が登ってきた。何かあったのか?と推測。下山も後続の人、すれ違いの人に先を譲りながら慎重に歩を進め、無事、肩の小屋に辿り着いた。ここでランチタイムを楽しんだ。その後、良く整備された緩やかな道を畳平へ、右には大雪渓(わずかに残雪あり)、後ろには剣ヶ峰がくっきり、稜線を登っている人々のシルエットもはっきり確認でき、のんびりとトレッキングを楽しめた。いい気分!!畳平到着後、2名は予定の魔王岳へ登頂(真っ白で何も見えず)12:45合流し13:05のバスで乗鞍高原へと下った。バスが出発する頃はガスが掛かり始め、天気予報どおり、晴れ間の内に登山を完了した。   浩
    2024/09
  • 2024年10月17日   蓬莱山
    琵琶湖バレー駐車場から「キタガタ道」を往復した。駐車場開門が8時30分でゲート前で暫く待つことになった。登山口(260m)のあるNO.11駐車場で準備し8時40分に登山開始。登山口から少し下り、志賀駅からの分岐を左折し広い林道を進む。石や小さな岩がごろごろし歩き憎い。10時、幹回り3~4m位あると思われる「天狗杉」に到着。その後、稜線に出ると少し涼風に癒され北方向の展望が広がる。風化した花崗岩の「クロトノハゲ」を過ぎると細い山道となるが琵琶湖の展望が広がり、ロープウェイ山頂駅も見える。ロープウェイの下をくぐり急登を登り、山頂駅のある打見山(1108m)に11時25分に到着。ここは木々の無いスキー場で、ゲレンデのある蓬莱山が一望できるが、あのゲレンデの急登を登るのかと戸惑うが蓬莱山までリフトがあり、早速乗る。途中気が付いたのだが、このリフトは蓬莱山の麓まででゲレンデのリフトは稼働してなく残念。仕方なく、ゲレンデを左右につづら折れに登り12時に山頂(1174m)に到着した。3時間20分の登りでした。打見山、蓬莱山からは北の武奈ヶ岳や比良山系の山々が一望できる。しかし何と言っても東正面に琵琶湖の大パノラマが広がり、登って来た疲れを一気に忘れさせられる。昼食後、来た道を下ったが、再度、「天狗杉」ではそのパワーを頂くべく暫く寄り添った。石と小さな岩の登山道を注意しながら下り、15時に登山口に着いた。この週で天気の良い日はこの日しか無く、参加出来なかった方には申し訳なかったが、曇天では琵琶湖の展望ができないと何のための登山か?、失望以外に無いほど好天に登る山だと感じた。それ程琵琶湖の大パノラマは素晴らしかった。気温は少し高く、登り始めは21℃、山頂では14℃、下山後は26℃だったが、名古屋では30℃超の真夏日。どうりで汗がかなり出たのが納得できた。                    南                        
    2024/10
  • 2024年11月15~30日 
    ネパール・アンナプルナ・ベースキャンプ
     いつものトレッキング100回記念として海外ヒマラヤ・トレッキングに参加しました。メンバー6名(総勢15名)でネパール第2の都市ポカラからダウラギリ(8167m)の望めるプーンヒル(3210m)を経由し、アンナプルナ・ベースキャンプまでの往復トレキングを楽しみました。1日目ポカラ(862m)からいよいよ出発です。ジープに乗り半端ない極悪路に揺られ途中のバンタンティ(2291m)まで移動です。ここから3時間歩き宿泊地ゴレパニ(2881m)に到着。翌早朝、最初のビューポイント、プーンヒルで朝日に輝くダウラギリ、アンナプルナサウス、マチャプチャレ等の大パノラマに大感激。この地に宿泊していた全員が登り、大感激の声が聞かれた。その後稜線を歩き、3月には真っ赤な花を咲かせる(ネパールの国花)シャクナゲの大木が目立つ中、チョムロンまで歩き、4日目は急な石段を下り、つり橋を渡り登り返し、正面右前、6997mマチャプチャレ(魚の尻尾)の高峰に圧倒される。5日目はデラウリ(3200m)まで垂直の岸壁間を進む。6日目は更にアップダウンを繰り返しマチャプチャレBC(3700m)に到着。今日は高所順応のためここまで。夕日に輝くマチャプチャレが素晴らしい。7日目最終目的地アンナプルナBCまで3時間のトレッキング。素晴らしいアンナプルナのモルゲンロートに出会いました。アンナプルナ山群に囲まれ至福の一時でした。4130m「NAMASTE」の看板の前での記念撮影やら感動の言葉が聞かれました。「やったー!!ここまでよく来た!!」 8日目はバンブーまで9日目は最終日、ジヌーダンダ(1700m)まで下り温泉へ。夕食時ガイドさん、ポーターさん達と打ち上げました。10日目は287mの長いつり橋を渡りジープステーションで車に乗り、再び極悪路に揺られ、午前中にポカラに到着しました。この旅ではグレートネイチャーに出てくるようなヒマラヤ造山活動の一旦やら大自然に感動し、また、ネパールの異文化をも体験することができました。「山は大きく、高く、神々しく、美しい!!」                     南
    2024/11